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昆布ヨウ素で健康被害

日本で製造された、豆乳を飲んで、健康被害が出たとして、
豪州で、販売業者などを相手取った、集団訴訟が起きているそうです。


原因は、豆乳に含まれていた、昆布の高濃度のヨウ素(ヨード)。

製造会社は当初、豆乳をおいしくするため、
塩の代わりに昆布を使っていたようですが、

2009年12月、豪ニュージーランド食品基準局に、
「高濃度ヨウ素」を指摘され、自主回収にふみきり、
自主回収後は、昆布は使用していないそうです。


集団訴訟は、商品の豆乳を飲んで、
甲状腺に異常が出た人たちが起こしているもの。

長年の食習慣によって、ヨウ素への耐性ができ、また、
日常的に、昆布を食べている日本人には問題のない量でも、

摂取量が少ない欧米人では、急な過剰摂取により、
健康被害が起きる可能性が指摘されています。


長年の食習慣、食文化というものの積み重ねで、
人の体は作られているわけですから、

急に、それまで食べたことのない物を食べれば、
予想のつかない事態が起きても不思議ではありませんね。

食の欧米化・肉食化に伴い、日本で大腸がんが増えたり、
その一方では、日本食が原因で、甲状腺異常が発生したり、

「安易な食文化のグローバル化」というものは、
少し考え直す必要がありそうです。

新しいものはもう古い。古いものは新しい。
こころとからだに優しい鍼灸治療 葉鍼灸院
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