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遊び心もないとね

原子を1つずつ動かすことで制作された
「世界一小さなアニメーション動画」が完成し、
ギネス世界記録に認定されたそうです!
IBMの科学者達が制作したもので、題名は「少年と原子」。

少年がボールやトランポリンを使って遊ぶ様子を描いた動画で、
絵を構成する1つ1つの点が原子なのです。
小さな丸をつなげた、影絵のアニメーションのようでした。

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撮影に使われたのはIBMが開発した「走査型トンネル顕微鏡」。
この顕微鏡は「世界で初めて原子一つ一つの可視化を可能にした装置」で、
発明者にはノーベル賞が授与されているもの。
重さは2トンあり、物体を10億倍まで拡大可能。

4万分の1ミリの大きさの銅で作られた背景の上で、
この顕微鏡の鋭い探針を銅の表面に沿って操作し、
原子や分子を引き寄せて動かし、1コマずつ撮影。

常温だと原子が動くため、
背景の銅板はマイナス268度にまで冷やされたそうです。

この動画は、原子を使った記録媒体を研究する過程で、
4人の研究者が2週間をかけて制作したもの。
ギネス記録への挑戦が本分なはずはなく・・
研究の合間の息抜き(?)と技術のPRを兼ねて、という事ですね!

10億倍・・4万分の1ミリ・・マイナス268度・・
想像を絶する世界です!

最新鋭の化学技術と巨大装置を集結させて向かった先が、
0.00000001cmの小さな世界なんて、
よくよく考えたらおもしろいですね。

より小さな物を見るために、より大きな物が必要だという事が、
おもしろいなあと思います。

昔ながらのお灸とはり 四ツ橋の隠れ家鍼灸院
新しいものはもう古い。古いものは新しい。

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